ええ、なりましたよ、かつて。あれは忘れもしない2011年夏。
テレビでさんざん津波映像を観たのも影響があるかも知れない。多分精神的な影響で、その頃、生まれて初めて鼻血を出したんですよ。そして同時に仕事上の過大なストレスと、家庭内の過大なストレスの板挟みで、おかしくなりました。
夏季休暇中、妻の実家に家族は里帰りして、私は一人で一週間を家で過ごしていた。休み中で自分は何をしていいのかも解らなくなっていた。呼吸は苦しく、横になるとさらに呼吸困難気味になるので、座っていることしかできない。眠ることができない。家族や仕事についての妄想で頭がいっぱいになり、突如激しい動悸に襲われる。本当に辛かった。
そんで、その後どうなったかって言うと、飲酒量は増えたが、自然に正常に近づいた。現在アル中気味ではあるけど、なんとかやっている。
私の場合、一時的なもので済んだからいいけど、川本真琴さんは一年も続いたそうです。想像を絶します。生還できてよかったと本気で思います。
私が初めて川本真琴さんを知ったのは、前職の会社で徹夜を繰り返していたころで、深夜、仕事しながらいつもラジオを点けていたのだが、本当によく「1/2」が掛かってて、大好きな曲だった。(あと、電気グルーヴの「Shangri-La」とね。)
調べたら、1997年なんだね。私の記憶ではネットで2chを始めたころと思ってたんだが、少し前だね。記憶自体はともかく、記憶と記憶の関連の部分では、割りといい加減なもんなんだ、私の場合。
閑話休題。多分いまの職場に転職した2000年頃、かなりヘビーに聞いていました。しかし、変な名前のアルバム「gobbledygook」を入手した後ぐらいから聴かなくなっていました。っていうかリリースがない。
というわけで、いちリスナーからの思いなんだけど、川本真琴さんの音楽はどれも非常に密度が濃いと思う。常に完成度を求め続けるストイックさを感じる。そして、最初からこの濃度の楽曲を継続的にリリースし続けるのは、やはり過度のストレスがかかる状況だったんじゃないかな、と推察する。CMで「いっぱい食べる君が好き」を見た時、真剣に聞き入っちゃったもん。
レゲエ並に、もっと力の抜けた音楽で漂ってくれても、私は聴くよ、うん。
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そうよ そうよ そうよ 友だちでいたいなんてウソ あたしはヨハネが好きなのよ ヨハネとねむる夢 接吻する夢 みんな見たわ あたしはヨハネを愛しています(『ヨハネがすき』)
— 大島弓子bot (@ooshima_yumiko) 2015, 3月 10