あと十年ぐらいはがんばろう

EddieTheFeminist 家庭内別居中

健全な精神は健全な肉体にやどる(笑)

この言葉、そもそもは古代ローマの詩人ユウェナリスという人の詩の一節なんです。

ローマ諷刺詩集 (岩波文庫)

ローマ諷刺詩集 (岩波文庫)

 

神に祈る際は、金持ちになりたいとか出世したいとかじゃなくて、せいぜい「心と体が健やかであれ」くらいにしとけよ、っていう内容だったんです。

だから、今のこの言葉の意味は随分オリジナルと変わっちゃってると言わざるを得ない。もともとは精神と肉体を並列に示したに過ぎなかったのに。

「健全な精神は健全な肉体に宿る」は、タフな人格のためには肉体の鍛錬が必要だ、と言いたいんだね。なぜそんな事を言い出したのか、理由は明らかで、戦中時の兵士育成のためのスローガンなんだね。オリジナルを改変した犯人はナチス・ドイツらしいです。同盟国日本にも伝播したということかな。いまどきこの言葉を本気で発するアホはおらんと思うけどね。私が小学生の頃の校長先生とは言ってた気がする。

というわけで、全ての組み合わせを列挙してみる。

A.健全な精神:健全な肉体

B.健全な精神:不健全な肉体

C.不健全な精神:健全な肉体

D.不健全な精神:不健全な肉体

Aは例えば、大抵の普通の人。普通に暮らし、普通に生きている。俺以外のみんな。

Bは例えば、重い病に苦しんでるが、明るく前向きに頑張ってる人とか。頭が下がります。

Cは例えば、犯罪を犯しちゃうアスリート。八百長とかドーピングとか。あと車庫飛ばしも。

Dは例えば、えーと、あ、俺。メタボ。アルコール漬け。鬱なのに変態妄想癖。いろいろ枚挙に暇がない。マイケルは金に糸目をつけない。

不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ

不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ

 
健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体 (角川Oneテーマ21)

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