「言葉」が好きで、青少年時代は「鮎川信夫」「谷川俊太郎」「谷川雁」「吉本隆明」「吉岡実」あたりが大好きで、ほとんど没頭していた。多分外見はぼーっとした少年だったと思う。あと、高校の授業中は、主に「ヘンリー・ミラー」と「ウィリアム・フォークナー」(もちろん翻訳)を机の下に広げて読んで過ごした。そして家では、主に(防音目的で)風呂場にアンプを持ち込んで「ジミ・ヘン」と「ロバート・フリップ」のコピーをギターで弾いていた。
「ヘンリー・ミラー」と「ジミ・ヘン」そして「ロバート・フリップ」で育ったら、もの凄い怪物になりそうなもんだが、何の事はない、ただのSE崩れのおっさんになってしまったね。
ちゃんと語ると尽きないので簡単にいうと、音楽で食うのは無理っぽいって気がついて早々に就職したということだね。
不思議とプログラマ稼業が性に合って、何故か20代後半は天才扱いされちゃったんだ。びっくりだね。でもこれは、単にある企業のあるローカル言語を仕事の都合で徹底的に学習しただけなんだ。でもこのお陰で、このローカル言語の教師で全国を教えて回るみたいな仕事も出来たりした。
さて、前置きが長くなりすぎた。「言語」でちょっと自慢じみた話がしたかっただけなんだ。許せ。そういえば、「閑話休題」ってこういう時に使うんだよね。
閑話休題。
また言葉の話。
私は初めて「中国マフィア」という言葉を聞いた時、我が耳を疑った。イタリア親族組織のマフィアがなぜ中国に?とはいえ、中国人との血縁もあり得なくはない。マフィアは多民族まで広げているのか!冗談みたいだが、本当にそう思ったんだ。
だが、すぐに、メディアが中国人のギャング組織に「マフィア」を比喩的に付した名称と判明した。
なんでそんなことするの?マフィアはゴッドファーザーのあのマフィアでしょ?なんで「中国マフィア」なんて言うの?
あと「ロシアンマフィア」なんて言う方もするらしい。全然マフィアじゃないのに。
わたしは、単に「ギャング」をイコール「マフィア」と、エキセントリックさを欲しいがために言い換えてるんじゃないか、ってメディア批判につなげようと思ったんだが、さすがにそれほど単純ではなかった。
Wikiの引用
またメディアにおいてメンバーシップが限定的で排他的でかつ強力な団結力を持つ組織を「~マフィア」と形容されることがある
かろうじて、何らかのメンバーシップが保持される組織の比喩で使われている部分では、中国、ロシアも、逸脱していないらしいことがわかりました。
さすがの低俗低能メディア様方も「暴力非合法組織」をそのまま「マフィア」って言ってしまうほど無判別な馬鹿ではなかったとわかりました。ありがとうございました。
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中国の揚げパン「油条」(ヨウティアオ)は見た目がすごくウマそうだが、実は結構なアンモニア臭がして苦手。
— えでぃ (@stykhr) June 13, 2015