私はずっと、テレビはつまらない。特にバラエティ番組は、低劣で見るに堪えないのでほとんど観ない、という態度を貫き、周囲にも公言していたんだ。もちろんスポーツもあればお笑いもあれば報道番組もあるんで、テレビを全く観なかったわけではないんだが。
私が比較的テレビを観ていたのは、昔の漫才ブーム「そーなんです、川崎さん」とか言ってた頃から「ひょうきん族」ぐらいの頃まで。1980年代だね。恐ろしいことである。
その後は就職して仕事と音楽と酒で人生を消費してきた。テレビ鑑賞をする暇はあまり無かった。
戦後から高度成長期を経験する日本では、当初は映画、後にテレビが娯楽の主流だった。だから、テレビはとんでもない視聴率を稼ぐ時期があった。でも社会の発展とともに人々の価値観も娯楽そのものも多様化した。だから、近年の視聴率一桁なんて、全然妥当な線だと思う。テレビが衰退するのは歴史的必然だと思うし、私のように、90年代以降、ほとんど見なくなった層が確実に存在すると思うんだ。
さて、ここからが本題。
そんな私が、近年テレビのバラエティ番組をよく観るようになった。この一週間では、以下の番組を見た。
「嵐にしやがれ」
「相葉マナブ」
「関ジャニ∞クロニクル」
「KAT-TUNの世界一タメになる旅!」
えーと、ジャニーズだね。笑。
断っておくが、私はいい年したおっさんだがゲイではない。私が性的に欲情する対象は女性以外考えられないし、なかでも熟…以下略だ。
自分の子供でもおかしくない青年たちがハシャギ、騒いでるのをニコニコしながら見ちゃうんだな。しかし、私にも息子がいるけれど、子供を観る親的な視線とはちょっと違う。
この気持は何だろう?
やはり、自分の青春時代の思い出に重なるからだろう。こんな私でも学生時代には友人で集まって飲んでアホなことをしてた時代があり、本当に楽しかった。社会人になり、数限りない「飲み」をこなしてきたが、あの時の楽しさに匹敵するものはない。
社会性を獲得する前の動物的な仲間とそこで生まれるイチャつきみたいな感じ。これに多大な懐かしさと回帰したい感情が生まれる。
ジャニーズの出演番組も、演出されたものに過ぎないかも知れないが、本能的にいいなあ、って思ってしまうんだね。
あと、ももクロのハシャギ感じも同様に好きだが、彼女たちは女子だからねえ。
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「動物と話せる」ってお笑いネタだよね。見れなかった。見たかったなあ、外人の女の人の芸人って珍しいし。
— えでぃ (@stykhr) 2015, 8月 2