私がJRの恵比寿駅を利用したくない理由は
発車のメロディーに「第三の男」が流れるからだ。
例えば高田馬場で「鉄腕アトム」が使われたり、小田急の祖師ヶ谷大蔵で「ウルトラマン」が使われるのは、まあ理由が分からなくもないので我慢できる。
しかし、どう考えてもJR恵比寿駅と「第三の男」は何の関係もない。ものすごくイライラするのでできるだけ恵比寿駅は通らないようにしている。
もちろん知っている。
私が不快になる原因は、実のところ、その場所と曲が何の関係もないじゃん、ということだけではない。そこに極めて無粋で愚劣な意思が透けて見えるからだ。
このアントーンカラスの「第三の男」はヱビスビールのCMで使われていた。ええっ、だから恵比寿?確かにヱビスビールは恵比寿だけどさ。CMのBGMつながりで?
私は、こういう感覚が理解できない。公共交通機関でなぜ一企業のCM?って思うんだけど。しかもこの素晴らしい曲をいやしくも私物化したCMですよ。腹立たしく感じないですか?
地元商店街の要望だとか。
私からすれば人の心情を顧みない強烈なエゴに思えます。受け入れてしまったJRは判断を誤っています。この曲がどんな意味を持ってるのか、まったく考えずに「恵比寿といえばこの曲」ぐらいの発想で要望したんでしょう。駅の発車メロディーは膨大な人々に強制的に聞かせるわけですから、その影響を考えると犯罪的であるとさえ思うのです。
私、変ですかね?