アル中からの脱出あと10年

EddieTheFeminist 家庭内別居中

そういえば

いつも私はそうしてきた
魚を焼く匂いがする夕暮れの街を
必ず猫が前を横切る帰り道を
歩きながら君のことを考えていた
いつもそうだ
馬鹿らしいことは切り捨てなきゃね
何も生み出さない思考にはうんざりだ
なのに帰り道は毎日が
君のことを想う時間
「ただいま」と言ってしまうとすべてが
喪われるかも知れない
だから何も言わずに鍵を開け
何も言わすに風呂に入り
何も言わずにウイスキーロックを作る
かすかに得体のしれない恐怖が脳裏を横切るが
もうアルコールでどうでもよくなってる
そして何も言わずに眠る