「デジャブ」という言葉がある。日本語で「既視感」だ。
私が昔何かで読んだ解説では、記憶が失われているが、なにか片鱗のようなものが残っているので「あ、これ前にも感じた」と認識するが、思い出すことが出来ない状態だ、というものだった。
今日の早朝、動かぬ身体を駆使して、庭にタバコを吸いに出る。(家庭内は禁煙。庭で吸ってても匂いがする、と嫁に文句を言われつづけている)
ふと見上げると真っ青な空。
あれ?って思った。
ここで、デジャブの話になると思うでしょ?違うんだ。
真っ青な空が認識できない。なんだこれ?って感じた。何かを思い出しかけるのではなく、なんで空がこんな色なのかが理解できない。
パソコン上で画像を編集していていて、色を決める作業のような、人工的な感傷しか起きてこない。
なんだこれ?
庭木や雑草の緑には違和感はない。空の青だけが私の知らない何かに置き換わっている。
鎮痛剤まみれで寝て過ごした2週間、また私の何かが失われたのではないかという恐怖感に襲われる。従来KYな性格で、知らずに人を傷つけることが多々あったが、さらに加速するんではないか?自己中心で周囲に気が回らない。
年齢が年齢なので、いまさらどうでもいい気はする。従来ジジイは頑固なものだしね。この空の色はオカシイ、って喚き散らせばいいんだろう?
空の青さをみつめていると―谷川俊太郎詩集 1 (角川文庫 (2559))
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病気のうどんw
— えでぃ (@stykhr) 2015, 5月 5