以前書いたが、あまりにも簡単すぎる説明だったので、本日はその作法と実践を解説しよう。
殺虫剤を用意
これは当たり前ですね。ヤツを発見し、殺虫剤を取りに行っている間に居なくなっている場合は多いです。ぎゃあぎゃあ騒いだりせず、冷静に行動しましょう。
明かりはそのままで
夜の場合は明かりを消したほうが良いと思えるかも知れません。勿論、ヤツを油断させるためです。しかし、見つけた時の処置に明かりが必要なので、消さない方が良いです。暗くするのは比較的高度なテクニックといっていいでしょう。ただしテレビは消してください。部屋を静寂にする必要があります。
部屋の中心に立つ
何しろ部屋を無音にし、部屋の真ん中に立ちましょう。ヤツは台所と見せかけてタンスの間とかにいる場合も多いので、最短で移動できる部屋の中心がよいでしょう。
素っ裸で正座する必要はない
よく、アニメを鑑賞するときは素っ裸で正座するのが作者への最大限の敬意を表す作法だ、と言って外国人を騙しますが、やめましょう。
正座は居合の達人なら別ですが、素早く行動に移れないし、長期戦になって足がしびれたら目も当てられません。また衣擦れの音を嫌って裸になるのも上級者のみのテクニックで、やる必要はありません。万が一ヤツが自分の体に付いたら、気持ち悪くて悶絶することになります。
静寂の中、神経を研ぎ澄ます
よく、気配がする、って言いますが、そんな超自然的なものはありません。必ず何らかの物理的な現象の現れです。そして、どこかに隠れているヤツを目視で発見するのは偶然に頼らないと難しいでしょう。この場合もっと有効なのは「音」です。
ヤツが移動すると必ずカサカサという音がします。全神経を集中して、音を聞きましょう。音さえすれば、もう発見したも同然です。静かに近づき、見つけ出し殺虫剤を浴びせかけてやりましょう。お前なんか、存在自体が悪だ。
あと、言うのを忘れてましたが、カーペットとかだと音しないかもね。えへ。
