私がたまに昼飯を食べに行く蕎麦屋の店内に、書が飾ってある。
自慢ではないが、私は中国文学部出身なので、漢字に強い。だから崩して書かれた漢字も難なく読めるのである。
その書には「蕎麦花如雷」と書いてある。
ふむふむ、蕎麦の花イカズチの如し、ね。なんて鮮烈な文言だろう。いいなあ…。なんておもってた。
ところが、ふと思いついて検索してみたら、これは白楽天の詩の一部で、「蕎麦花如雪」であることが判明。あー「雪」かあ。人に言わないで良かった。私の性格からして、もし同僚と一緒に来たら、あれはこういう意味だぜ、って偉そうに講釈しただろう。
ちなみにこういうの。
村夜 白居易
霜草蒼蒼蟲切切
村南村北行人絶
獨出前門望野田
月明蕎麥花如雪
いいですねえ。古典の中国は。
ピアニストです。当時某音大近くのアパートに住んでいて、ピアノ室があったんですが、アップライトの上にサントリー角瓶を置いて延々と弾いていました。オスカー・ピーターソンっぽかったと思います。 RT @kyo_marble: 父上もギターとか作曲とか?
— えでぃ (@stykhr) 2015, 3月 4