まず、ネタの仕入れの問題がある。企業は提供サービスとコストと顧客数の規模で最良解をもとめる。当然、伝統的な寿司職人が思うような良質なネタとは方向が違ってくる。「ま、いっか」レベルの見た目と味の深海魚とかが選ばれるというわけだ。
次の大きな問題はシャリの出来にある。私見にすぎないが、最高の握り寿司は口腔内でホロりと分解する。親の敵みたいに固く握られたものはド素人の所作としか思えない。そして回転寿司の多くはコレは餅かね、と思うぐらいに固められた哀しいシャリだ。
ところが、少し前の久米宏さんのラジオ番組に、寿司ロボットを開発してる人がゲストで、シャリに空気を含ませる最新式の機械の話をしていた。
だとしたら、ネタの問題はさておき、食って旨い職人の握った寿司を機械で作れる時代が来たと思ってよいのかな。どこで食えるのか知らないが。
そして、その機械メーカーが、なんと「オーディオテクニカ」であるということに驚きを禁じ得ない。
http://www.audio-technica.co.jp/autec/ke/products/index.html#sushimaker
「重要なお知らせ」とは思えない。上場してるわけでもないし、単に自社が被害にあったってだけじゃん。「当社にとって重要なお知らせ」とすべきだね。 http://t.co/lmrfrKZU0S
— えでぃ (@stykhr) 2013, 10月 20